耐火物誌

1952/7月 第12集

  顧問 故河合幸三氏を偲びて 若林滋 1
  耐火煉瓦の形状に就いて 黒田泰造 1
講演 我が国のろう石鉱床(附 クローム鉱床及び炉材鉱床に就いての2,3の事実) 岩生周一 4
鳥取県日野郡多里村のクローム鉱々床 山田正春,種村光郎,竹田栄蔵,岩生周一 9
報文 輸入塩基性耐火煉瓦の使用実績 吉田英雄 14
全塩基性平炉に関する文献(翻訳)  毛利定男、青木 豊 20
資料 珪石平炉に比較したクローム・マグネサイト平炉の経済性と冶金学的利点  21
資料 欧州及び米国の全塩基性平炉  26
資料 溶接された鋲とクローム鉱スタンプ材とを用いた新式の平炉ドア  32
講座 耐火煉瓦使用の覚書-各論-ケースドブリツクに就いて 山口丈夫 33
会報     40
  耐火物工業 第3巻(自第9集至第12集)総目次   47

1952/2月 第10集,第11集合併号 造塊煉瓦特集号

専門委員会報告            長野県角間ろう石を使用した取鍋煉瓦について 高橋俊雄,丹羽庄平,萩原淳治 1
炭素質耐火煉瓦の研究 丹羽庄平,萩原淳治,二見博 9
第1回及び第2回 造塊用取鍋煉瓦結果一覧表に就いての考察 毛利定男 18
定盤の位置に於ける煉瓦疵の発生状況及び煉瓦疵鋼塊の成品に及ぼす影響に就いて 白川竜水 22
コールタール煮せる取鍋用ノズルの実用結果報告 前川靜彌,館野万吉,上田芳夫 32
造塊作業に於ける耐火物の損食に就いて 前川靜彌 34
低気孔率鍋煉瓦について 毛利定男 40
鍋煉瓦の形状についての検討 山口正,上田靜雄 45
低気孔性ろう石質取鍋煉瓦用原料の選択について 上木正二,竹内清和 48
第3回造塊用専門委員会経過報告   73
造塊用取鍋煉瓦及スリーブ煉瓦結果一覧表(第2回)   折込
報文 米国製高炉用煉瓦の品質に就いて 河内通,須賀音吉 50
講座 耐火煉瓦使用の覚書-各論-非鉄金属編:銅製錬用耐火物に就いて  毛利定男 60
資料 JIS耐火レンガのオートクレーブ試験方法   67
JIS耐火レンガの化学分析方法   67
  昭和26年度品種別,地区別生産実績    
会報      
 

1951/9月 第9集

報文 長野県角間ろう石を使用した取鍋煉瓦について(第1報) 1頁 丹羽庄平,萩原淳治
造塊用取鍋煉瓦の持続回数調査 7頁 中原文夫,池田達雄
低気孔率取鍋煉瓦について 10頁 毛利定男
耐火煉瓦の通気率に関する2,3の実験 17頁 池ノ上典,古海宏一
筑豊粘土及びボタについて(2) 21頁 村岡誠,種村光郎
專門委員會報告 造塊用取鍋煉瓦及スリーブ煉瓦結果一覽表 30頁  
  耐火物の比熱について 30頁 福井哲
文献紹介 取鍋用煉瓦としての黒鉛粘土質耐火物 30頁 外島健吉
資料 耐火煉瓦製造業者名簿 31頁  
   昭和26年第1・4半期地区別耐火煉亙生産実績  31頁  
   昭和25年第4・4半期地区別耐火煉瓦生産実績  31頁  
 会報    31頁  

1951/8月 第8集 百年祭記念号

  百年祭記念号発刊について 若林滋 1
  各顧間の経歴及び功績,各顧間の感想談各顧問の感想談   1
報文 百年前の耐火煉瓦 高良義郎 20
佐賀藩に於ける反射炉と其の炉材に就て 小畠辰三 24
薩摩藩の反射炉と其の耐火煉瓦に就て 池ノ上典 25
水戸藩の反射炉とその耐火煉瓦に就て 池ノ上典 25
韮山反射炉とその耐火煉瓦に就て 稻村泰 26
帰朝報告 米国の塩基性煉瓦の近況 毛利定男 29
專門委員會報告

平炉用耐火物専門委員会実績報告

32  32
講座 耐火煉瓦使用の覚書(其の4続)(其の5)   32
資料 発進舎製耐火煉瓦試験報告   34
会報     35
索引 耐火物工業 第2巻(自第4集至第8集) 総目次    

1951/5月 第7集

在米通信(其の1)(其の2) 毛利定男 1
報文 耐火煉瓦配合の理論とその適用(其の1) 若林明 1
岩手粘土の諸性質に及ぼす置換塩基の影響(2) 素木洋一 5
筑豊粘土及ボタに就て(1) 村岡誠,種村光郎 11
専門委員會報告 規格専門委員会報告 遠藤敏夫 18
第2回造塊用煉瓦専門委員会經過報告   30
講座 耐火煉瓦使用の覚書(其の4)   26
統計 昭和25年月別,品種別耐火煉瓦生産実績   31
会報     32

1950/12月 第6集

 

  在米通信 高良義郎 1
  最近10年間の耐火物に於ける最大の進歩 高良義郎 1
  米国の耐火物の生産高と概況 高良義郎 2
  Sea Water Magnesiaについて 高良義郎 4
報文 岩手粘土の諸性質に及ぼす置換塩基の影響(1)湿式粉碎による生成性の変化について 素木洋一 5
耐火煉瓦の焼成条件と熱経済の研究 第4報 珪石煉瓦の合理的燒成條件と現場での実施成果 瀨川清 12
低気孔率珪石煉瓦 第2報 稻村泰 15
ろう石質耐火物に就て 青武雄 20
耐火物の気孔率,吸水率,及び比重の相互關係に就て 松本照男 26
会報      

1950/8月 第5集

専門委員会報告 規格専門委員会報告 1頁 遠藤敏夫
ボタ研究会報告 5頁 中原文夫
報告 (Ⅰ)シヤモツト-三石ろう石系の研究 5頁 藤井豊男
(Ⅱ)筑豊炭田産ボタシヤモツトの2,3の物理的性質について 7頁 高鹽哲夫
(Ⅲ)ボタシヤモツトの焼成方法の煉瓦に及ぼす影響について 8頁  
(Ⅳ)ボタの燒成に関する2,3の実験 11頁 高良義郎,成瀨庸一
(Ⅴ)ボタシヤモツトを主体とせる試作煉瓦の物理的性質 15頁  
(Ⅵ)融剤添加によるボタシヤモツトの焼締り状況 16頁  
報文 耐火煉瓦の焼成条件と熱経済の研究 第3報,珪石煉瓦の燒成破損防止 17頁 瀨川清
倒焔窯に於ける燃焼状態の観察 21頁 上田静雄,勝原正久
回転窯用耐火煉瓦の條件と最近の傾向について 24頁 長野蘭藏
耐火煉瓦工場に於ける労働調査 28頁 古川實
講座 耐火煉瓦使用の覚書(其の3) 34頁  
会報      
統計 昭和25年度第一・四半期耐火煉瓦生産実績    
       

1950/4月 第4集 平炉用耐火物特集号

論説 特集号発刊に付き 1 若林滋
平炉用珪石煉瓦に關する1,2の想出 1 藤田新三郎
専門委員会報告 平炉用耐火物専門委員会昭和24年度経過報告(文部省科学試験研究経過報告) 2 高良義郎
報文 平炉用天井煉瓦試験 5 中原文夫
平炉天井用珪石煉瓦の研究(第1報抜粋) 9 伊藤孝次
低気孔率珪石煉瓦 15 稻村泰
赤白珪石以外の珪石を使用した平炉天井用珪石煉瓦について 19 池ノ上典
赤羽珪石を主体とせる天井煉瓦の試驗(1) 21 太田善造
平炉用ギツターブリツクの製造研究 22 長崎勸
シヤモツト質ギツター煉瓦第1回実用試驗 24 毛利定男
平炉用高ばん土質耐火煉瓦の研究 26 水野茂樹
クロームマグネシア煉瓦 27 長谷文造
クローム・マグネシア煉瓦第1回実用試驗 29 毛利定男
平炉用耐火物研究報告 30 若林明
ドロマイト耐火物の研究 33 古川實
珪石モルタルの研究(その1) 34 坂本三知男
講座 耐火煉瓦使用の覚書(その2) 36  
  業界報 37  
統計 耐火煉瓦生産実績(耐火煉瓦協会調) 38  
総目次 耐火物工業 .第1巻(自第1集至第4集)総目次    

1950/2月 第3集

専門委員会報告 平炉用耐火物専門委員会第4回委員会経過報告 高良義郎 1
岩手粘土專門委員会経過報告(2) 君林明 3
規格専門委員会経過報告(1) 遠藤敏夫 9
第3回熱管理専門委員会結果報告 福井哲 9
造塊用煉瓦専門委員会設立準備打合報告 毛利定男 23
ボタ研究会報告 (Ⅰ)筑豊ボタシヤモツトの粒度及び耐火度について 山本次郎 13
(Ⅱ)二,三の筑豊産炭質粘土について 石井鈔 14
(Ⅲ)筑豊産ボタシャモツトを主体とする煉瓦の試作 高鹽哲夫 15
(Ⅳ)ボタシャモツトに封する結合粘土比較試験 中原文夫,池田達夫 17
(Ⅴ)ろう石に少量のボタを加えて製作せる煉瓦の研究 林幸夫 20
報文 蛇紋岩を主体とする塩基性煉瓦の製造 中原文夫 23
岩手粘土の粉末度とその焼成効果について 水野茂樹 28
耐火煉瓦工場に於ける熱管理計器の使用体験 碪常和 31
講座 耐火煉瓦使用の覚書   35
会報     39
投稿要領     41
編集後記  愈々第3集が出ることになつたが、豫定より大分遅れたことを御詑びしなければならない。本誌を手に取つて既に御氣付きになつたと思うが,記事の収容能力を高めるため今回から6號活字を探用した。少々読みにくいかも知れないが,これも會の活動が活溌で報告,報文等が山積して來た爲めである。それでも編集委員會で決定した32頁建をはるかに突破してしまつた次第で,担当者は嬉しい悲鳴をあげている。本會としては別に大した宣傳も行つていないが會員数も途次檜加の一途を辿つている。この貼から見れぱ我々の仕事の方向も是認されているものと考えているが自画自賛にならない様努力したいと思つている。,本誌について御意見があれぱどんどんお聞かせ願い,少しでも向上を計りたいと考えている。次號ば早めに着手し,逞くも4月上旬には発行したいと思つている。(遠藤記)  

1949/9月 第2集

專門委員會報告 岩手粘土専門委員会報告 若林明 1
硫化鉱焙焼炉煉瓦專門委員會 遠藤敏夫 9
ボイラー煉瓦積專門委員會報告 遠藤敏夫 16
熱管理專門委員會報告 福井哲 22
報文 湿式粉碎煉瓦試作試驗 中原文夫 24
岩手粘土焼締温度について 丹羽庄平 26
低溶融物添加に依る低温焼成に就て(其の2) 青木熊雄 31
粘土スリップを使用する耐火煉瓦製造方法の報告 毛利定男 36
岩手粘土調査概報 村岡誠 36
資料 各種断熱レンガ規格表 齋藤俊太郎 38
支部報告 扶桑金属和歌山製作所見学記   41
会報  投稿要領   39
編集後記 9月発行の豫定が少々遅れたことをお詫びしなければならない,何しろ耐火煉瓦技術委員會當時の報告が山積しており,それ等は何れもプリントなので,一部は原稿用紙に書き直さなければならす.叉詳細を極めた数表が多いので組版にも手間取った次第であるがやつと規定の原稿用紙も出來,既に地方支部宛発送してあるのでそれを御利用願へば編集の能率も向上できることになる。又内容についても委員會當時のものが柑當あ多ので,燃料不足打開に関するものもあるが,何れも當時の眞剣な努力の記録であり,現在に於ても,原価の引下げ,燃料の合理的使用等の貼から考へても参考になるものばかりである。
 今後は 乏しい紙数に豊富な内容を盛る意味から数表は出来るだけ圖表に纒める方が合理的なので,投稿者各位も出來るだけこの方針に沿って頂ければ幸である。何分にも片手聞の編集者は御期待に滑うようなものが出來にくい。やはり編集委員會を設けて衆智をあつめ仕事を分担した方が早く立派な雑誌に育て上げる近道ではないかと思われる。今後どのように進む可きかについて編集關係者の道標を確立する意味で御意見があれば,どんどん本部迄申入れ願い度い。
 さて煉瓦界も9原則の實施以來御多聞に漏れず,極くお淋しき影が濃く春の見透しでは,秋と共に業界の好転のきざしを期待したが未だに光が見えない,然しこの苦境は業界の竹馬状即ち製造能力の水膨れ,群小便乗業者,模倣技術の行きづまり等を自然の形に落ち付かせ,量より質,そして質と信用はやはり技術面の充實が強く影響して來たので喜ばしいo 外國げ文献や叉好便による現物を最近見る起つけ米國の一つの例を見でも戦前のものと隔世的しこ進歩したことを想い吾々技術者の眞剣な勉強が必要となった。特に工業標準化法の制定があウ國内外の需要にこの法律を適用される日も近いが,ごの標準以上のものを作り出ず努力は もう今日必要となつた。色々な意味で技術會の專門委員會も今後一層火の出る様なデイスカツシヨンが行われ,それが雑誌面をにぎわすことを期待する。1集とこの2集も殆んど東京遠藤敏夫委員の御骨折りで出来上ったことを會員に御伝えして深く感謝の意を表します。(若林。滋) 
43