TARJ会報

2019年度第3回常任理事会 議事録

日時 :2020年1月29日(火)15:00~17:15

場所 :耐火物技術協会 会議室 

出席者(敬称略):

黒田会長,小形副会長,西村副会長,橋本副会長

(常任理事) 天野,有馬,江口,大庭,加藤,金重, 川﨑,後藤,佐藤,駿河,高野,竹内,中村,安井,細田 【出席常任理事19名】/【委任状15名】

(監事)浅野,塚本 (事務局)吉井,磯尾<記>

【議事内容】

*常任理事会の成立確認

常任理事37名中出席者19名と委任状提出15名。会議の成立が報告され,黒田会長が本常任理事会の成立を宣言した。 

1) 令和2年耐火物技術協会協会賞

・資料に基づき, 黒田会長より,功労賞候補1名,功績賞候補5名,貢献賞候補2名,優秀技術者賞候補3名,若林論文賞候補3件,福井進歩賞候補5名,技術報告賞候補2名の説明があり,全会一致で承認された。

【功労賞】(1名)

坂本 敏 氏  元 AGCプライブリコ㈱ 社長

【功績賞】(5名)

安達啓介 氏   JFEスチール㈱ 東日本製鉄所千葉地区 製鋼部 炉材技術室長(部長)

北沢 浩 氏   黒崎播磨㈱  不定形製造事業部 事業部長

犬塚孝之 氏  日本製鉄㈱ 設備・保全技術センター無機材料技術部炉材エンジニアリング室 室長

中村 真 氏   ㈱セラテクノ 取締役 耐火物事業部長 兼 明石工場長

林 煒 氏    品川リフラクトリーズ㈱ 技術研究所 第3研究部 主任研究員

【貢献賞】(2名)

西 浩一 氏  黒崎播磨㈱ 高砂不定形工場 工場長

戸松一郎 氏  ㈱TYK 高砂不定形工場 課長

【優秀技術者賞】(5名)

鈴木勝志 氏  ㈱SNリフラテクチュア東海 リーダー

佐野裕晃 氏  ㈱セラテクノ 明石工場 製造室 総作業長

竹内 悟 氏  品川リフラクトリーズ㈱ 技術研究所 試験センター

【若林論文賞】(論文3件)(著者敬称略)

◎不定形耐火物焼成体の耐熱衝撃性評価 :耐火物 Vol.71 [7] 264-274

黒崎播磨㈱      細木亮太,神尾英俊,辻 陽一

◎ジルコニア固体電解質酸素ポンプを用いた溶融金属の電気脱酸:耐火物 Vol.71[4]150-157

東京工業大学 大学院        守田祐哉,小林能直

◎相対密度を制御したMgO-Cれんがの通気率と見掛け気孔率および気孔径との相関性による微構造評価

:耐火物 Vol.71[8]305-311

(一財)岡山セラミックス技術振興財団 城塚良介,西川智洋,高長茂幸

【福井進歩賞】(5名)

戸田 雅  美濃窯業㈱ 技術研究所

中坊一也  品川リフラクトリーズ㈱ 技術研究所

岸川雄祐  イソライト工業㈱ 技術研究所

石川 瑛  日本製鉄㈱

塩濱満晴  黒崎播磨㈱

【技術報告賞】(2名)

諏訪 毅  品川リフラクトリーズ㈱

鈴木悠人  品川リフラクトリーズ㈱

2)会務・事業部門報告

ⅰ)2019年度第1~3四半期会務・会計報告

・資料に基づき,会員内訳は黒田会長,その他は小形副会長から順次報告され,異議等はなく,原案どおり承認された。

ⅱ)2019年度第4四半期,2019年度決算予想および事業部門報告

・資料に基づき,小形副会長から順次報告され,異議等はなく,原案どおり承認された。

3) UNITECR2019実行委員会報告

前田UNITECR事務局長が資料により報告。
UNITECR 2019は,参加者登録者759名(国内343名,海外416名),37カ国からの参加があった。

4)本部委員会報告

(企画委員会):後藤委員長が口頭により報告。
耐火物技術協会の在り方や会員数の増加について検討しているとの説明があった。

(機関誌編集委員会):事務局が橋本委員長の代理で報告。
耐火物誌を魅力的な業界誌にすること,及び,総ページ数維持について検討しているとの説明があった。

(標準化委員会):高野委員長が資料により報告。
標準物質JRRM320シリーズは偏析試験が完了し,2/4の標準化委員会でWG20-1(JRRM320シリーズ作成(値付け))を立ち上げる予定。

(耐火物研究助成金選考委員会):加藤委員長が資料により報告。応募10件について,7件の推薦理由と,3件の落選理由の説明があり,承認された。

研究助成金の成果及び研究助成金の在り方についての議論も行われた。

5)専門委員会・研究会報告

(鉄鋼用耐火物専門委員会):安井委員長が口頭報告。
第7回専門委員会は12/9~10に高山市民文化会館で開催し、委員会110名(昨年比-53名)、交流会98名(昨年比-35名)との説明があった。

(原料専門委員会):川﨑委員長が口頭報告。

今年の第80回原料専門委員会は,9/11に姫路で開催する予定で,会場は検討中。

(セメント用耐火物研究会):西田主査代理で川﨑委員長が口頭報。第36回セメント用耐火物研究会は5/26に日本教育会館で開催する予定とのこと。

(環境と耐火物研究会):佐藤主査が口頭報告。第18回環境と耐火物研究会は11月開催であったが、今年は10月に開催する予定。

6)支部報告

(九州支部):大庭支部長が資料により報告。年次学術講演会を4/21~4/22にウェル戸畑で開催するとのこと。

(中国四国支部):有馬支部長が資料により報告。支部総会を4月10日に岡山セラミックセンターで開催予定。

(近畿支部):中村支部長が口頭報告。支部総会を4月に開催予定。

(東海支部):橋本支部長が口頭報告。11/29に見学講習会(あいち航空ミュージアム,全固体電池)を実施。

(東部支部):駿河支部長が口頭報告。2月に支部役員会開催予定。学生メインの見学会をJFE東日本工場で実施予定。

*以上の全体議事に対してさらなる質問・異議等はなく,本常任理事会の討議内容は了承された。

耐火物誌2月号の掲載漏れとお詫び

赤峰様,牧野様,王丸様,溝部様,後藤様,森川様の論文において,Appendixを掲載漏れしてしまいましたことを,深くお詫び申し上げます。

 当該Appendixを耐火物誌3月号pp.143-144に掲載いたします。 

 (事務局)

耐火物誌2月号の誤植とお詫び

会員の移動 (3)支部変更の誤記

品川リフラクトリーズ㈱ 森本喜久
(誤)東部→近畿 ⇒(正)中四→東部

 

ご訂正いただきますようお願いいたしますとともに,深くお詫び申し上げます。

 (事務局)

訃報

東京工業大学 名誉教授 丸山俊夫先生は,令和2年1月30日に,大動脈解離のため,ご逝去されました。享年69歳。ご冥福をお祈りいたします。

令和2年度教育講座(ご案内)

新時代Active Materials自己治癒するセラミックス・金属 ― その特性と応用コース

主催:(独)神奈川県立産業技術総合研究所

後援:耐火物技術協会

日時・場所:
2020年5月19-20日(木) 10:00~17:20
かながわサイエンスパーク内 講義室

参加費:一般 39,000円(全日程),23,000円(1日単位)

*詳細情報は,以下のサイトをご覧ください。
https://www.kanagawa-iri.jp/learn/researcher/edu_r02/ed02_seminar_2/

 

第73回 通常総会と関連行事のご案内

開催日:2020年4月21日(火)-22日(水)

場所:ウェルとばた 北九州市立戸畑市民会館

〒804-0067

福岡県北九州市戸畑区汐井町1番6号

TEL:093-871-6042

行事内容

1) 理事会

2) 第73回通常総会

3) 第32回年次学術講演会 

4) 若林論文賞受賞講演  

5) 特別講演

「秀吉・家康と北九州」

守友 隆 氏

(北九州市立自然史・歴史博物館 学芸員)

6) 各専門委員会・研究会幹事会

7) 交流会

*プログラム・講演概要は,耐火物3月号に掲載します。

*問合先:耐火物技術協会事務局 磯尾

TEL 03-3572-0705  FAX 03-3572-0175

             E-mail  isoo@tarj.org

第36回 セメント用耐火物研究会の発表募集

開催日:2020年5月26日(火)

場所:日本教育会館

   東京都千代田区一ツ橋2-6-2(TEL03-3230-2831)

発表募集:原稿締切 2020年3月19日(木)必着

参加費: 研究会 無料(報告集4,000円/冊で頒布)  

      交流会 4,000円/人

(耐火物関係者7,000円/人)

*プログラムは,決まり次第お知らせ致します。

応募申込・問合先:耐火物技術協会事務局 磯尾

〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-13ニューギンザビル4F

     TEL 03-3572-0705  FAX 03-3572-0175

             E-mail  isoo@tarj.org

2019年12月度 機関誌編集委員会

1.日時:2019年12月5日(木)15:00~17:05

2.場所:耐火物技術協会 会議室

3.出席者

橋本委員長,飯山,池淵,池本,大庭,大矢,岸田,関根,中尾,中原,仲村,西村     計12名
事務局(細田,吉井,磯尾)

【議事内容】

*前回議事録の確認と承認。

(和文誌)

・発刊済12月号の内容確認。

・2020年1月号~2020年3月号の編集計画・進捗報告と検討。

・執筆依頼,原稿審査結果状況の進捗報告。

新規掲載可2件(論文,技報),新規投稿4件(技報)。

(欧文誌)

・Vol.39 №4およびVol.40 №1,No.2の編集計画・進捗報告と検討。

・購読者状況:52冊で先月より2冊増。

(その他)

・協会賞について
若林論文賞、福井進歩賞、技術報告賞の候補者の選考。
1月の常任理事会に諮る予定。

・セラ協 第33回秋季シンポジウムについて
特定セッション審査用企画書の内容を審議。

・耐火物誌の今後について

【今後の機関誌編集委員会開催予定】

2020年 1月 9日(木) 15:00~17:00

2020年 2月 6日(木) 15:00~17:00

2020年 3月 5日(木) 15:00~17:00

 

東海支部見学講習会

開催日:2019年11月29日(金)

見学会:あいち航空ミュージアム

講習会:名古屋工業大学
「全固体電池とマテリアルインフォマティクス」

 秋晴れの天候にも恵まれ,学校関係を含む加盟企業9団体,合計32名のご参加いただきました。

 2017年11月,県営名古屋空港にオープンした「あいち航空ミュージアム」。航空産業の歴史を紹介しているほか,名古屋空港で初飛行に成功した国産旅客機YS-11などが展示されています。航空宇宙産業は,今後20年で世界の航空機(ジェット機)需要が1.7倍以上になると見込まれる成長分野で,技術分野での裾野も広く,耐火物業界を含む他業界への技術が波及する重要な産業となると言われています。

 講演会では,講師に名古屋工業大学・中山将伸教授をお招きし「全固体電池とマテリアルインフォマティクス」と題したご講演を頂きました。AIによる論文検索技術の飛躍的な発展状況と,現在,注目されている全固体電池の開発状況について述べられ,質疑応答時間が足りない程の盛況ぶりでした。半日かけた見学講習会の最後は懇親会。耐火物業界,特に東海支部を盛上げようとする仲間や同士が会食を楽しみながら有意義な会を締め括りました。

 本見学講習会を開催するにあたりまして名古屋工業大学をはじめ,ご協力頂いた協力会社,参加者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

(東海支部事務局 イソライト工業㈱ 白石安生)

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