ハ行(フヘホ)
ファーネスブラック ふぁーねすぶらっく 炭化水素を不完全燃焼して得られるカーボンブラック。 furnace black
ファイアストン ふぁいあすとん 炉の内張り材として天然のまま切り出して使用される,珪酸塩岩石。 firestone
VOD ぶいおーでぃー 取鍋を真空容器内に入れ溶鋼に上方より酸素を吹きかける二次精錬用設備。ステンレスなどの大気雰囲気中での精錬が困難な特殊鋼の精錬をはじめ,合金添加による溶鋼の成分調整,温度調整,スラグ精錬などが行われる。 Vacuum Oxygen Decarburization
フィラー ふぃらー 充填,補強,増量,着色などの目的で添加される原料。 filler
風化 ふうか 長時間自然環境にさらされることによって,材料の物理的・化学的性質が変化したり,材料が損傷する現象。 weathering
フェノール樹脂 ふぇのーるじゅし フェノール類とホルムアルデヒドを触媒により重合させた樹脂の総称。熱可塑性樹脂(ノボラック系樹脂)と熱硬化性樹脂(レゾール系樹脂)があり,おもに炭素含有耐火物のバインダーとして利用される。 phenolic resin
フォアハース ふぉあはーす 成型のために溶融ガラスが取り出されるガラス槽窯の部分又は延長部。 forehearth
フォルステライト(苦土かんらん石) ふぉるすてらいと(くどかんらんせき) → オリビン(かんらん石) forsterite
吹き付け材 ふきつけざい 常温又は熱間で吹き付け施工に用いる不定形耐火物。 gunning refractories/ sprayingrefractories
副成分 ふくせいぶん 主成分以外の比較的少量存在する成分。 accessory constituent
不焼成煉瓦 ふしょうせいれんが 成形後,乾燥や低温熱処理のみで使用する耐火煉瓦。ただし,キャスタブル等を工場で成形したプレキャストブロックは含まれない。→プレキャストブロック unfired brick/ unburned brick
プッシャー炉 ぷっしゃーろ 被加熱材を炉装入口側に設けたプッシャーで装入すると同時に,炉内の被加熱材を押して移動させる連続炉。鋼片の加熱炉から金属熱処理炉まで幅広く使用されている。 end pusher furnace
フッド ふっど ロータリーキルンの落口部及びバーナー部の覆い部分。 kiln hood
不定形耐火物 ふていけいたいかぶつ 粉粒体又は練り土状の耐火物の総称。 unshaped refractories/ monolithicrefractories
部分安定化ジルコニア ぶぶんあんていかじるこにあ 2~3mol%程度の安定化剤(MgO, CaO,Y2O3等)を添加して,部分的に立方晶を安定化させ,室温で正方晶(又は正方晶と単斜晶)を存在させたZrO2。正方晶は準安定相であり,応力などにより単斜晶に相変態させることができる。高強度,高じん性の焼結体が得られる。→安定化ジルコニア partially stabilized zirconia
プラスチック耐火物 ぷらすちっくたいかぶつ 耐火骨材と可塑性のある材料に水などを加えて練り土状にした不定形耐火物。低温で硬化させるために化学薬品を加えたものもある。ハンマー等で打込施工する。 plastic refractories/ mo(u)ldablerefractories
フラックス ふらっくす 1)成分調整,物性改善等に用いる各種添加剤の総称。
2)難焼結材の焼結助剤。 →融剤,モールドパウダー
flux
プランジャー ぷらんじゃ- 耐火物製造関連では,加圧成形機の加圧面に圧力を伝える棒状部品のこと。 plunger
フランス積み ふらんすづみ フレミッシュ積み(Flemish bond)の異名。→フレミッシュ積み French bond
フリクションプレス ふりくしょんぷれす モーターなどの動力で回転する円盤のエネルギーを摩擦を利用して,フライホイールに伝え,その中心に取り付けられた,スクリューシャフトを回転させ,加圧プランジャーを上下方向に動かし,金型内の材料を成形する形式の成形機。→スクリュープレス friction press/ screw press
ブリケッティングマシン ぶりけってぃんぐましん 外周面にブリケットの成形型となるポケットを有するロール2本を回転させ,そのロール間に連続的に原料粉末を供給,圧縮し,密度の高い形状のそろった成形物(ブリケット)を製造する機械。耐火原料クリンカーの製造などに用いられる。 briquetting machine
ブリーズ ぶりーず 主に石炭コークスの粉末をいう。炭素製品の焼成時に酸化防止と型くずれ防止のため,焼成物の周囲に充填する。 breeze
フリーボード ふりーぼーど 溶融金属容器で溶融金属やスラグに接触しない部分で,これらに接触する壁材とは異なる材質の耐火材が施工される。製鋼用取鍋などで,取鍋内溶鋼上面から取鍋上端までの壁部をいう。バブリング,脱ガス精錬などでは,この高さ寸法が重要。 free board
フリュー ふりゅー 燃焼排ガスを煙突などに導く通路。煙道ともいう。 flue
フリーライム ふり-らいむ 材料中に含まれる未反応のCaOで,水分と容易に反応する。遊離石灰ともいう。 free lime
フリントクレー ふりんとくれー 貝殻状の破面をもった実質的に可塑性のない非常に緻密なカオリン鉱物。 flint clay
プル(引上げ量) ぷる(ひきあげりょう) ガラス槽窯において,溶融ガラスが成形機に供給されること又は,その量のことをいい,通常,1日のトン数で表す。 pull
ふるい 粉粒状の材料を粒径別に分級するための金網又は多孔板。工業的には次に示すタイプを含む。1)回転篩:中心軸が水平に対してわずかに傾斜した回転円筒に装着した篩。2)振動篩:機械的に急速に振動する篩。 screen(目が粗い)/ sieve(目が細かい)
ブルーサイト ぶるーさいと 天然に産出するMg(OH)2で,水滑石ともいう。 brucite
プレキャストブロック ぷれきゃすとぶろっく 不定形耐火物をあらかじめ使用先の形状に鋳込み成形し,養生,乾燥したもの。プレス成形では困難な大型品や複雑形状品にも対応しやすく,また施工に関するトラブルが回避できることから,近年増えている。 precast block
フレーキング ふれーきんぐ スラグなどと反応・変質した耐火物表層が,収縮したり内部との熱膨張差を生じて層状に剥落する現象。ピーリングに近い。薄皮状剥離をフレーキング,厚皮状剥離をシェリング(shelling)と呼ぶ。構造的スポーリングの一種。→構造的スポーリング flaking
プレス成形 ぷれすせいけい 粉体あるいは坏土を型に入れて加圧して成形体をつくること。トッグルプレス,フリクションプレス,油圧プレス及び静水圧(アイソスタティック)プレスなどの成形機がある。 pressing/ press mo(u)lding
フレットミル ふれっとみる 材料を粉砕,混合又は混練する機械のひとつ。1個ないし多数の大きなロール又はランナーが一つの台又は盤の上に置かれて回転し,その重みによって材料を粉砕,混合,混練する。 fret mill
フレミッシュ積み ふれみっしゅづみ 1段中に長手面と小口面が交互に組み合わされた積み方。追い出し(端部)は,羊かん(並形の幅を半分にした煉瓦)か七五分が使われる。外観が美しく建築用によく用いられる。手間がかかり,炉には一般的には使用しない。フランドル積み又はフランス積みとも呼ばれる。 Flemish bond
ブレーン法試験 ぶれーんほうしけん セメントそのほかの粉体の比表面積を測定する方法。粉体圧縮層を空気が透過する際の抵抗を評価し,比表面積を知る。その値は真の値と異なり,ブレーン値と呼ばれる比較値である。→粉末度 blaine air-permeability test
フロー試験 ふろーしけん 耐火モルタルやキャスタブル等を水やバインダー等と練り合わせ,所定の条件に基づき,混練物の水平面状における広がりの程度を評価するための試験。一般には,フローテーブルを用いて所定回数の落下衝撃を加えた後の又は振動を加えた後の混練物の広がりを測定する方法がある。 flow test
ブローティング ぶろーてぃんぐ 高温で発泡して容積膨張する現象。発泡性粘土,発泡性頁岩などは,その現象を示す。Fe2O3は,高温で分解して,Fe3O4となり,酸素ガスを放出して発泡する。 bloating
雰囲気熱処理炉 ふんいきねつしょりろ 特定の熱処理目的のために,それに適合した組成のガス雰囲気を加熱炉内に供給して行う熱処理炉。雰囲気は処理目的によって,還元雰囲気,酸性雰囲気,特殊ガス雰囲気等がある。 atmosphere heat treating furnace
分塊圧延 ぶんかいあつえん 製鋼工場で製造された鋼塊をそのまま,又は加熱均熱後圧延し,後工程(製品圧延工程)の要求する形状,寸法の半製品を製造する工程。 slabbing mill(板用分塊)/ blooming mill(条用分塊)
分級 ぶんきゅう 粉粒体をその特性の差によって分離することの総称で,粒径又は密度によって分級する場合が多い。 classification
粉砕 ふんさい 固体を細かく砕く操作。粉砕生成物の大きさによって粗砕,中間粉砕,微粉砕及び超微粉砕に分類される。 crushing/grinding/milling
分散剤 ぶんさんざい 粉体では,粒子の凝集を妨げて単一粒子に分散させる機能をもつ添加剤を分散剤という。とくに,液体中への分散を対象とすることが多い。コロイド化学では解こう剤ということもあり,エマルジョンでは安定剤ということがある。→解こう材 dispersing agent/deflocculant
粉末度 ふんまつど 粉末の細かさや粗さを示す特性値で,セメントの場合,ブレーン法による比表面積,88μmの網ふるいによる残分(mass%)で表すのが一般的であり,これらを総称して粉末度という。→ブレーン法試験 fineness of powder/ grain size
噴霧乾燥 ふんむかんそう 高圧の噴射力又は高速回転子の遠心力で泥しょう状材料を微小液滴として熱風中へ噴霧分散させ,急速に乾燥して,造粒粉末を得る乾燥方法。スプレードライともいう。 spray drying
ヘアークラック へあーくらっく 部材に発生する亀裂のうち,肉眼で見分けられる程度の毛髪状の細い亀裂のこと。 hair crack
閉気孔 へいきこう 材料の内部に存在し外気とつながっていない気孔。密閉気孔ともいう。→開気孔 closed pore
平均粒径 へいきんりゅうけい 大きさが異なる粒子群の粒径の平均値。多数の定義(算出方法)がある。 mean particle diameter / mean particlesize
平炉 へいろ 鋼を製造する炉で溶解室の下に蓄熱室をもつ一種の反射炉。耐火物によって塩基性平炉,酸性平炉の2種に,溶解室の構造により固定式と傾注式の2種に大別される。日本では使われていない。→反射炉 open hearth furnace
ベーキング べーきんぐ タール,ピッチ,そのほかの有機バインダーを結合剤,又は含浸材として用いた成形体をバインダーが焼失しない程度の温度で加熱処理し,バインダーを硬化又は炭化させること。 baking
ベータアルミナ べーたあるみな 理論組成 Na2O・11Al2O3(又はK2O・11Al2O3)の鉱物。熱的には安定であるが,空気中では1600℃からアルカリを失い,α-Al2O3に変化する。 β-alumina
ベッセマー転炉 べっせまーてんろ 1856年,イギリスのH.Bessemerが発明した転炉。世界初の転炉で,酸性耐火物を用い,底から空気を吹き込んでいた。 Bessemer converter
ベニアリング べにありんぐ 既設炉の炉壁や天井の内張り材の上にセラミックファイバーを,取り付けるもので,炉壁に耐熱性スタッドボルトを埋め込みブランケットを止める方法と無機質接着材でブロックを貼り付ける方法がある。 veneering
ペーパーライニング ぺーぱーらいにんぐ 各品質のセラミックファイバーブランケットを層状にして耐熱鋼,又はセラミックス製スタッドボルト等の支持具で壁に固定する炉壁施工法。即ち,炉内高温側から背面側にかけて,耐熱温度の高いブランケットから,低いものへ順次,紙を重ねるようにライニングする方法。 paper lining
ペービングブロック ぺーびんぐぶろっく ガラス槽窯の炉床の表面に舗道煉瓦状に敷き詰めて使用される耐火煉瓦。 paving block
ペブルミル ぺぶるみる 粉砕媒体として珪石などの小石(pebble:摩耗して丸くなった石)又は原料中の小塊を利用する粉砕機。粉砕機としては回転ミルが一般的である。珪石などのペブルは,不純物混入防止のため珪石ライニングと併せて使用される場合が多い。 pebble mill
ベーマイト べーまいと 化学組成はAl2O3・H2O。ダイアスポア,ギブサイトなどと共にボーキサイトの主成分をなす。化学組成はダイアスポアと同じだが,結晶構造が異なる。 boehmite
部屋式乾燥炉 へやしきかんそうろ 被乾燥物を室内に置き,静止状態で乾燥する炉。 chamber dryer
ペリクレース ぺりくれーす 酸化マグネシウム(MgO)の鉱物名。 periclase
ベルキルン/トップハットキルン べるきるん/とっぷはっときるん 単独窯の側壁及び天井を一体化した炉体を,炉床に積んだ焼成物の上に帽子のようにかぶせて焼成し,焼成終了・冷却後帽子(釣鐘)状の炉体を引き上げ,別の焼成物にかぶせて,新たに焼成を開始するような形式の窯。 bell kiln/ tophat kiln
偏光顕微鏡 へんこうけんびきょう 偏光を生じる装置(偏光子)や偏光を検出する装置(検光子)などを備え,主として結晶の結晶光学的性質を調べるのに使われる顕微鏡。鉱物結晶質を含むガラス,岩石などの薄片の光学的観察に適している。 polarizing microscope
ペンシリング ぺんしりんぐ 内張り煉瓦で,目地部が大きく先行損耗し,個々の煉瓦が鉛筆先端のようにとがって突出した損傷状態。 penciling
偏析 へんせき 耐火物の場合,製品や製造工程内で,原料の分布が不均一になり,特定の粒度や成分が偏って存在している状態をいう。金属製造では,金属や合金中の不純物あるいは成分元素の分布が不均一になる現象をいう。 segregation
変態 へんたい 同一化学組成でありながら,物理的性質や原子配列を異にする物質の各状態をいう。それぞれの変態はα,β,γ,・・やI,II,・・などの記号,又は六方,斜方などの結晶型を付与して区別する。多形,同素体も同意。転移と同意で用いられることがある。 modification
ベンチング べんちんぐ 不定形耐火物に,水蒸気抜きの孔を設けること。施工体の乾燥,昇温時に発生する施工体の深部水蒸気を放出しやすくし,爆裂を防止することを目的とする。→爆裂 venting
ベントナイト べんとないと 水を吸着する高膨潤性,高可塑性を有するモンモリロナイト質粘土。変性火山灰より得られる。 bentonite
ポアソン比 ぽあそんひ 断面積一様な棒を単軸引張り又は圧縮するとき,棒の横方向のひずみを,軸方向のひずみで除した値をいう。この値はフックの法則が成り立つ比例限度内で物質定数となる。 Poisson’s ratio
方解石 ほうかいせき 炭酸カルシウム(CaCO3)の鉱物名の一つ。 calcite
放射温度計 ほうしゃおんどけい 物体からの熱放射エネルギーを測定して温度を求める装置で,非接触温度計の代表的なものである。輻射温度計と呼ぶこともある。 radiation pyrometer
熱膨張係数 ねつぼうちょうけいすう 加熱される物体の長さ又は体積の増す割合を単位温度当たりで表す値で,長さの増す場合を線膨張係数,体積の増す場合を体膨張係数という。 expansion coefficient
膨張代 ぼうちょうしろ 耐火物の膨張に起因する損傷を防止するために,耐火物構造中に設ける膨張吸収のための隙間。一般に,施工時に可縮性のボール紙やセラミックファイバーを目地に充填しておく。 expansion joint/ expansion clearance
ボーキサイト ぼーきさいと アルミナの水和物(ダイアスポア,ギブサイト,ベーマイト等)の一種以上を主成分とする二次堆積岩。粘土鉱物,水酸化鉄を含有する。仮焼して高アルミナ耐火物原料とする。アルミニウムの主原料でもある。 bauxite
保水性 ほすいせい キャスタブル耐火物や耐火モルタルなどの不定形耐火物が水分を保持する性質。 water retention ability
蛍石  ほたるいし  ふっ化カルシウム(CaF2)を主成分とする鉱物。金属精錬の融剤,ガラスや磁器の乳濁剤,ふっ酸やふっ素化合物の原料となる。  fluorite(鉱物名) fluorspar(工業原料名)
ホットスポット  ほっとすぽっと  1) 窯炉々壁が操業中局部的に損傷しその位置の鉄皮部が赤熱する現象。2)製鋼炉等でアークフレアによって炉壁や天井部の耐火物が局部損耗した部位。製鋼用電気炉では,一般的に電極近傍の炉壁にホットスポットが発生する。  hot spot
ホットプレス  ほっとぷれす  粉末の焼結,材料の接着等において,被処理材を加熱すると共に,圧力を加えて成形する装置。真空,アルゴン,窒素等の雰囲気で誘導加熱や抵抗加熱方式による加熱下で成形する。  hot press
ポットミル  ぽっとみる  通常陶磁器製のつぼ状円筒容器内に,セラミック製ボールと粉砕する原料を入れ,回転させながら粉砕するボールミルの一種。  pot mill
ホッパー  ほっぱー  下部に排出口を備えた逆円錐形や逆ピラミッド形の粉粒体の貯蔵槽。サイロ,バンカーなどの下部傾斜部を指すことが多い。  hopper
ホッパースケール  ほっぱーすけーる  粉粒体の配合プロセスの重量管理のために使用されるホッパーと連結した秤量機。  hopper scale
ポート ぽーと 窯炉において炎が吹き出す口(吹き出し口,燃焼口)をいう。蓄熱式の窯炉では吸い込み口も兼ね,15~20分間隔で左右の吹き出し口と吸い込み口が入れ替わる。 port
ポーラスプラグ ぽーらすぷらぐ 炉底等の内張り中に埋め込まれ,金属精錬時にアルゴンや窒素などのガスを吹き込み,溶融金属を撹拌するために使われるプラグ状耐火物。通気性耐火物,金属管,金属ケース等より構成される。 porous plug
ボールクレー ぼーるくれー 高い可塑性を有するカオリナイト系の二次粘土。耐火物や陶磁器等の原料。 ball clay
ポルトランドセメント  ぽるとらんどせめんと  主として石灰質原料,粘土質並びに珪石原料と酸化鉄等を適当な割合で混ぜ,その一部が溶融するまで焼成して得た水硬性化合物のクリンカーに適量の石こうを加え粉砕して造られる一般的なセメント。アルミナセメント,混合セメントと区分される。  portland cement
ボールミル ぼーるみる 微粉体を得るための代表的な粉砕機。水平又はわずかに傾斜した円筒状・円錐状の容器に粉砕物と粉砕媒体として多数のセラミック製ボール,鋼球,円棒などを装入して回転又は振動させる粉砕機で,乾式法と湿式法がある。 粉砕後の粒度は100μm以下が一般的である。 ball mill
ボンド  ぼんど  組織を構成する個々の骨材や微粉粒を結合する物質。その形式には,化学反応を利用した化学的結合,結晶どうしの直接結合,低融物生成によるセラミックボンド,主にセメントによる水和結合などがある。→マトリックス bond